緒言
こんにちは。今回はポケポケやスポーツ事業を展開する株式会社ディー・エヌ・エー(2432)の2026年3月期 第1四半期決算を見ていきます。
前年同期は苦戦していた印象がありますが、今期は果たしてどうだったのでしょうか。
DeNAの基本情報

連結業績概要
文句なしの大幅増収増益。 ただ、ポケポケの売り上げが下がっているようで、別途出ていた通期の業績予想はだいぶ控えめでした。
項目 | 数値(億円) | 前年同期比 |
売上高 | 417 | +22.8% |
営業利益 | 138 | +620.0% |
四半期純利益 (親会社株主帰属) | 111 | +289.1% |
セグメント別評価
カッコ内は前年同期比
●ゲーム事業
- 売上収益:181億円(+61.7%)
- 事業利益:101億円(+1061.1%)
ポケポケの売り上げが引き続き貢献していますが、下記の通りちょっと売り上げが減ってきているのが心配です。

●スポーツ事業
- 売上収益:113.8億円(+13.6%)
- 事業利益:39.7億円(+19.0%)
●ライブストリーミング事業
- 売上収益:99.7億円(-2.2%)
- 事業利益:10.0億円(黒字転換)
●ヘルスケア事業
- 売上収益:16.8億円(-9.0%)
- 事業利益:-13.5億円(前年と同程度)
昨年日本シリーズを制覇した横浜DeNAベイスターズがスポーツ事業に大きく貢献。
ライブストリーミング事業は黒字になりました!
ヘルスケアは相変わらずですが、子会社のデータホライズンが赤字縮小。少し明るい兆し?
財務、キャッシュフロー
自己資本比率が60%超に改善。資産の増加と収益の積み上げで、財務は一段と強化

評価まとめ

前年の落ち込みから見事に回復。今後は継続的なタイトルヒットと、非ゲーム領域の収益性向上が中長期のカギとなりそうです。
また、タクシーアプリのGoが利益改善していることがわかり、ずーーっと予告されている上場が現実味を帯びてきたかもしれません!
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