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【決算】決算短信を読んでみる ~積水ハウス編~(2025/3)

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moomoo証券【WEB】

緒言

こんにちは、投資を始めて数年のtickyと申します。

数年間やってみて、いろんな情報を見て判断してきたつもりでしたが、たくさん失敗してきました。

今後は「成長できる企業」にもっと投資していこうと思い、まずは決算書をもっとしっかり読んで勉強することにしました。

すべての企業をチェックするのは無理なので、持ち株や「株探」などで話題になった銘柄を中心に少しずつチャレンジしていこうと思います。

今回は、国内ハウスメーカー最大手の積水ハウス(1928)を取り上げてみたいと思います。

もしよければご覧ください。

積水ハウスの概要

積水ハウスは1960年に設立された企業で、住宅販売を中核として都市開発なども行っています。

主な開発は六甲アイランドシティやリッツカールトン京都などです。

事業内容は以下の通りです。

  • 戸建・賃貸
  • 賃貸住宅管理
  • 都市再開発
  • 国際事業

各セグメントの事業売り上げ割合は以下の通りです。

積水ハウスの株価情報

https://finance.yahoo.co.jp/quote/1928.T

決算短信のまとめ

2025年3月6日に「2025年1月期 決算」が発表されました。詳細は下記リンクからご覧ください。

決算短信 | 株主・投資家情報 | 企業・IR・ESG・採用 | 積水ハウス
決算短信を紹介いたします。積水ハウスの企業情報、株主・投資家情報、サスティナビリティ・ESG経営、ニュースリリース、採用情報、各種取り組み、研究開発情報をご覧いただけます。

1. 売上成長率(+9.6%) → 国際事業の成長が大きく貢献(米国MDC社買収による影響)

  • 売上高4兆585億円(前期比+30.6%)
  • 売上総利益7,859億円(前期比+26.0%)

各セグメント売り上げ増加。ただし、ちょっとアメリカ事業の寄与が大きすぎるか。

2. 経常利益:3,016億円(前期比+12.4%

  営業利益は堅調に増加しているが、純利益の伸びは鈍化。

3. 事業セグメント別の成長評価

○プラス

  • 請負型事業(営業利益率:10.6%)➡戸建住宅も堅調。建築・土木は利益率改善が課題。
    • 戸建住宅(9.6%):安定成長(+12.2%)で営業利益率も堅調。
    • 賃貸・事業用建物(15.0%):利益率が高く、売上も成長(+4.8%)。
    • 建築・土木(4.7%):売上・利益ともに大幅成長(+17.9%)だが、利益率は低め。
  • ストック型事業(営業利益率:9.6%)➡リフォーム事業が利益率・成長率ともに優秀。賃貸住宅管理も安定収益源。
    • 賃貸住宅管理(8.3%):利益率は低めだが、安定成長(+13.2%)
    • リフォーム(14.5%):利益率は高く、成長(+13.4%)。
  • 開発型事業(営業利益率:12.1%)➡都市再開発が高利益率で好調。マンション事業の低迷が懸念材料。
    • 仲介・不動産(8.1%):利益率はやや低いが、安定成長(+12.0%)
    • マンション(14.3%):売上減少(-6.4%)、利益も減少(-16.4%)で低迷。
    • 都市再開発(21.5%):利益率が非常に高く、営業利益も+18.8%増加。
  • 国際事業(営業利益率:6.2%)➡MDC社買収による売上・利益の大幅増が評価ポイント。ただし、利益率向上が課題。
    • 売上は大幅増加(+150.2%)、営業利益も+61.4%増加。
    • 利益率はやや低い(6.2%)が、規模の拡大に伴い今後の成長が期待。

4. キャッシュフローと財務状況

  • 営業キャッシュフロー:628億円(前年の156億円から大幅増加)
  • 投資キャッシュフロー:-6,976億円(前年の-691億円から大幅増加)
  • 財務キャッシュフロー:7,209億円(前年の64億円から大幅増加)
  • 現金及び現金同等物:3,903億円(前年の2,929億円から増加)

営業キャッシュフローは好調だが、MDC社買収による投資負担が大きい。

決算短信の評価

下記のような企業の成長性という観点から見てみたいと思います。

今期は増配見込み(135→144円)

マンションの売れ行きが下がっているというニュースと、来期の業績の伸びはアメリカ事業頼みみたいな文言がありましたので、トランプさんの影響が懸念されます。

このまま伸びてくれると嬉しいのですが。。。

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