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【決算】決算短信を読んでみる ~INPEX編~(2025/2)

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moomoo証券【WEB】

緒言

こんにちは、投資を始めて数年のtickyと申します。

数年間やってみて、いろんな情報を見て判断してきたつもりでしたが、たくさん失敗してきました。

今後は「成長できる企業」にもっと投資していこうと思い、まずは決算書をもっとしっかり読んで勉強することにしました。

すべての企業をチェックするのは無理なので、持ち株や「株探」などで話題になった銘柄を中心に少しずつチャレンジしていこうと思います。

今回は、原油・ガス開発の国内最大手であるINPEX(1605)を取り上げてみたいと思います。

もしよければご覧ください。

INPEXの概要

INPEXは2006年に設立された企業で、国際石油開発と帝国石油の経営統合を前身として天然ガス事業に取り組んでいます。

公式サイトに記載されている事業内容は以下の通りです。

  • 国内O&G(石油・天然ガス)
  • 海外O&G(石油・天然ガス)
  • イクシスプロジェクト(オーストラリアでのLNG開発)

各セグメントの事業売り上げ割合は以下の通りです。2018年から採掘を開始しているイクシスLNGでは日本の輸入量の約1割強に相当するLNGを生産しています。

INPEXの株価情報

決算短信のまとめ

2025年2月13日に「2024年12月期 決算」が発表されました。詳細は下記リンクからご覧ください。

決算短信・決算説明会資料 | INPEX
INPEXのオフィシャルWebサイトです。「決算短信・決算説明会資料」ページです。

1. 売上成長率(+4.7%) → 成長傾向に転換も、ガス価格の下落が懸念

  • 売上収益:2兆2,658億円(前年同期比 +4.7%増)

円安の進行 や 海外事業の売り上げが増加

2. 利益成長率 → 利益率低下

  • 営業利益:1兆2,717億円(前年同期比 +14.1%)

  海外での販売量増加、金融利益増加。一方でガス価格下落。25年は減収減益見込み。

3. 事業セグメント別の成長評価

○プラス

  • 海外O&G事業
    • 売上収益は 1兆6,579億円(前期比8.5%増)
    • 原油販売量増加とありましたが、+0.7%なのでほぼ円安分?ガスはマイナス

✕マイナス

  • 国内O&G事業
    • 売上収益は 2,169億円(前期比12.1%減)
    • ガス価格低下
  • イクシスプロジェクト事業
    • 3,732億円(前年並み)
    • 探鉱費の増加により利益は減少。昨年7月にトラブルで出荷停止、今年の9月にも1.5か月ほどメンテナンス予定。

4. キャッシュフローと財務状況

  • 営業キャッシュフロー:654,737百万円(前期比16.9%減)➡法人税支払い増加?
  • 投資キャッシュフロー:△290,401百万円(前年の△320,116百万円から減少)➡安定継続
  • 財務キャッシュフロー:△349,937百万円(前年の△487,272百万円から改善)
  • 現金及び現金同等物の期末残高:241,675百万円(前年の201,149百万円から増加)

全体としては良好なキャッシュフローを維持しているが、今後の成長投資資金の確保が必要か。

決算短信の評価

下記のような企業の成長性という観点から見てみたいと思います。

配当金は累進配当に踏み切っており、今年も十分出そうです。原油価格とトランプさんの動きや為替の影響が強く出そうなので、今後も注視しつつ増やしていきたいと思っております。

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