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【決算】決算短信を読んでみる ~キリン編~(2025/2)

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moomoo証券【WEB】

緒言

こんにちは、投資を始めて数年のtickyと申します。

数年間やってみて、いろんな情報を見て判断してきたつもりでしたが、たくさん失敗してきました。

今後は「成長できる企業」にもっと投資していこうと思い、まずは決算書をもっとしっかり読んで勉強することにしました。

すべての企業をチェックするのは無理なので、持ち株や「株探」などで話題になった銘柄を中心に少しずつチャレンジしていこうと思います。

今回は、アルコール飲料国内最大手のキリン(2503)を取り上げてみたいと思います。

もしよければご覧ください。

キリンの概要

キリンは1907年に設立された企業で、ビール事業を祖業として、飲料全般や健康食品などにも取り組んでいます。

公式サイトに記載されている事業内容は以下の通りです。カッコ内は代表的な商品です。

なんだかよく知っている製品が多いですね!

  • 酒類(一番搾り、氷結、シャトー・メルシャン、スミルノフ、SPRING VALLEY)
  • 飲料(生茶、FIRE、午後の紅茶、ソルティライチ、キリンレモン)
  • ヘルスサイエンス(ヘルシア、カロリミット)
  • 医薬

各セグメントの事業売り上げ割合は以下の通りです。医薬は子会社になります。

キリンの株価情報

https://finance.yahoo.co.jp/quote/2503.T

決算短信のまとめ

2025年2月14日に「2024年12月期 決算」が発表されました。詳細は下記リンクからご覧ください。

決算短信・決算説明会資料 | INPEX
INPEXのオフィシャルWebサイトです。「決算短信・決算説明会資料」ページです。

1. 売上成長率(+9.6%) → 堅調に推移

  • 2兆3,384億円(前年同期比9.6%増)

各セグメント売り上げ増加で、特にヘルスサイエンス事業の拡大が際立つ。ただし、医薬事業の成長が若干鈍化傾向。

2. 利益成長率(-16.6%) → 利益率低下

  • 営業利益:1,253億円(-16.6%)

  ファンケルの連結子会社化に伴う段階取得差損、協和バイオのアミノ酸関連事業譲渡損が影響。

3. 事業セグメント別の成長評価

○プラス

  • 酒類事業
    • 事業利益:1,240億円 (前年同期比 3.4%増)
    • 国内市場は競争激化も、プレミアム商品・RTDが成長。海外市場は安定成長
    • 2026年の酒税引き上げが懸念
  • 飲料事業
    • 事業利益:640億円 (前年同期比 22.2%増)
    • 健康志向の高まりでヘルスサイエンス飲料が拡大
  • 医薬事業
    • 事業利益:4,953億円 (前年同期比 12.1%増 )
    • 主力製品が成長も、新規開発・研究費増加

✕マイナス

  • ヘルスサイエンス事業
    • 事業利益:-109億円 (前年同期は125億円の損失)
    • ファンケルの連結子会社化に伴う段階取得差損、協和バイオのアミノ酸関連事業譲渡損
    • 2025年度は事業利益黒字転換を狙う

4. キャッシュフローと財務状況

  • 営業CF:2,428億円(前年より396億円増加)
  • 投資CF:-3,294億円(前年より1,033億円増加)
  • 財務CF:581億円(前年より222億円増加)
  • 現金及び現金同等物:1,186億円(前年より128億円減少)

営業CFは増加しているが、ファンケルの買収による投資CFの増加が財務負担。

決算短信の評価

下記のような企業の成長性という観点から見てみたいと思います。

ヘルスサイエンス事業を一気に伸ばして利益1.5倍を狙っております。今期は増配見込み(70→73円)

ほんとにそうなったらすごいのですが、途中経過を確認していきたいです。

キリンのビールは売り上げランキングで4~8位なのでもっとシェアが増加すると利益が上がるかもしれません。

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