緒言
こんにちは。今回は、テーマパーク運営のリーディングカンパニー、オリエンタルランド(4661)の2026年3月期の第2四半期(中間期)決算を読み解いていきます。
国内外のインバウンドや新施設の稼働が追い風の中、業績はどのように推移しているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。
オリエンタルランドの基本情報

連結業績概要
増収増益で好進捗。テーマパーク事業の底堅さが引き続き表れています。
ディズニーリゾートの入場者数はほぼ同等、物販・ホテル事業の伸長が寄与。
ディズニー・プレミアアクセスやバケーションパッケージが増加し、コスト上昇分を相殺したようです。
| 項目 | 数値(億円) | 前年同期比 |
| 売上高 | 3,162 | +6.4% |
| 営業利益 | 682 | +8.0% |
| 経常利益 | 693 | +8.3% |
| 四半期純利益 (親会社株主帰属) | 483 | +6.1% |
セグメント別評価
●テーマパーク事業
- 売上収益:2,517億円(+5.4%)
- 事業利益:497億円(-0.7%)
パーク来場者数は同等。コストアップで利益減が気になるところ。チケット単価も維持。
●ホテル事業
- 売上収益:561億円(+11.6%)
- 事業利益:175億円(+41.4%)
客室稼働率は前年と同程度(94%)、ファンタジースプリングスホテルの稼働が貢献。
客単価は今回も1万円増加です。うーむすごい。
補足
地域別来園者数を見ると、海外の方の比率が多く国内の人数は若干減少傾向です。
人数的にちょっと頭打ちに見えるのが心配なところです。PERはずっと高いままなので。

評価まとめ
コスト増を上回る収益成長。ブランドと来場者回復が牽引。
ただ、成長率の鈍化や集客数の頭打ちなどが懸念点です。さらに発展することはできるでしょうか。


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